ペールトーンの煉瓦で覆われた街の高い塔から、黒いイタリック体の文字が描かれた赤い一升瓶が吊られている。
中は空のようだ。
その一升瓶が、私を呼び止めた。
風で瓶が鳴ったのだ。
私は、何か言われた様な気がした。
イタリック体は、黒いが読むことは出来ず、目、花、鳥、蛇、の様にも見えた。
私は、瓶に表情を読み取ろうとして、怖い顔、と思った。
瓶が、ゆらゆら揺れた。
怖い模様、怖い瓶が、ぐるぐる回った。ヒモがねじれている。
「何なの」 街に人影は無い。私だけだ。
赤い瓶がぐるぐる回っている。キモい。
(夢日記,はてな夢日記)