第13回長野県染織作家展 at:松本市美術館市民ギャラリーA・B

 過去に一度、見た事と落ちた事がある長野県染織作家展を見に行く。絞り造形作家の早川嘉英先生という人のギャラリートークがあり、40人ほど人がいた。
 予想はしていたが、40〜70代の方、そしてやはり、女性が多い。
 ロウケチ、コウケチ、キョウケチ等、ルーツ、産地と、絞りの多様性、可能性のお話。絞りは世界各地にあるが、インド、アフリカ、日本は3大産地なのだそうだ。先生は、絞りの白い立体や、絞りをガラスで型取ったもの等のオブジェ、インスタレーション的な作品を作っている方だった。スレン染料が製造停止になる、というのは本当だろうか。(多分ならないだろう。)
 さて、展示の方は、見覚えのある作家の方の作品が、ちらほらとあった。40点ほどの作品は、どれも皆、手間と時間が掛かっている。米山妙子さんという方の、細かい格子の織の紬が、とてもきれいなピンク色(草木染)だった。絹でなければ出ない色だ。
 色や素材のことを考える時、染織展を見ることは、とても重要な気がする。
 帰りにmuseum shopで、フンデルトヴァッサーと、清川あさみの本を見つけた。色(配色)や模様、テクスチャーの効果は不思議だな。と思う。絵が描きたい。(‘06.3.15)