光を反射する雲を追って湖のほとりに来てしまった。 雲は消散し、心臓の辺りを押さえて、湖面を見詰めている人が居る。 瞳が澄んでいて、顔面が蒼白だ。 「貧血…?大丈夫ですか」 「悪魔だから心臓が痛いのです」 「…人間に見えてますよ」 遊覧船に乗りにいく、とい…
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