色彩の本質/ルドルフ・シュタイナー著 高橋巌訳(イザラ書房)
第一刷は‘86年
□難解?
緑― 生の死せる像を表わす
桃色― 魂の生きた像を表わす
白または光― 霊の魂的な像を表わす
黒― 死の霊的な像を表わす
影を投げるもの 輝くもの 像
霊 死 黒色
死 生 緑色
生 魂 桃色
魂 霊 白色
・黒、白、緑、桃色は像の性格を持ち、何かを模像する
・黄、青、赤は輝く性格を持ち、その中で何かが光り輝く
<黄は外へ輝き、青は内へ輝き(輝きが内へ集まり)、そして赤は両者を中和して一様に輝く>
黄は霊の輝きである
青は魂の輝きである
赤は生命の輝きである
無生物― 輝き
植物― 輝きの像
動物― 像の輝き
人間― 像
・物体表面の色彩をピグメント、空間内に停滞したり流動する色彩をティンクトゥーラと呼ぶ(錬金術用語)
活発な魂― 黄
動物的激情― 茶と赤黄
抑制された激情― 一層明るい赤黄と緑
知性― 緑
知性の乏しい魂― 黒ずんだ血の色
思索に没頭するとき― 快い緑の基調
畏敬― 青
帰依― 明るい紫
能動的― より明るい輝き
創意― 一点から明るい色調が輝く etc…。
□感想
人智学…。
一見、謎めいているが、順を追って読んでいくと、なるほど、と思うところがある(が、よくわからないところもある)西洋的?
想像力が広がるが、人は色彩に対してある程度固定された印象を持っていると感じた。
イメージは身体、宇宙、自然、文化、言語との関係性でできあがっていくのだろう。(科学でも、か)
決まりきっているわけではなく、流動的なのが生きていることだ。
まだ、気付いていないこと、見たことがないものがあるような気がしたりして…。
- 作者: ルドルフ・シュタイナー,高橋巖
- 出版社/メーカー: イザラ書房
- 発売日: 1986/11
- メディア: 単行本
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