67:短い夢・その4
□タンポポの道
土手の上に列を作って並ぶタンポポの咲く道が友人の家に通じていて、私はそれを踏みながら歩く。
顔を踏んでいる、という感覚。
□駅前
駅前に色とりどりのペールトーンのコスチューム(ワンピース)を着たおかまが集っていて、通り掛かった友人がエナメル帽を取上げられてしまう。
私はその辺に居た人と川沿いまで歩き、反射する光を問題にしている。
□ハム
妹が中国に修行に行って、寺院で鶏ハムを作っていた。
寺院の庭で超薄切りの鶏ハムを出してくれる。
放し飼いの鶏達はジャンプして寺の屋根に飛んだりしている。
寺は鶏の糞だらけだが。
□メガネ受信
黒縁のメガネを掛けリクルートスーツを着てリバーサイドを歩いている。
メガネが電波を受信する。
向こうから、「このように振舞え」というような事を言ってくるが、こちらからは発信できないので幻聴のようだ。
しかも、聞き取りにくいのを無理に聞こうとする。
ほとんど流れの止まっている黒くて透明な川に沢山の材木が浮いていて、そこにワニが混ざっていた。
材木のつもりなのかな…と思う。
□怪奇(笛)
岩に付着した奇怪な花からアコーディオンのような音が出ていて、呼吸しているのが分かる。
肺のような花(…。)
吸うときは単音で吐くときは(不協)和音なのだが、苦しそうだった。(特に吐く時が)
息苦しくなる。