28:短い夢・その2
□落石
パラ…と音がして、高山からの落石が流れ星の様に住宅地まで飛んでくる。
ガラスが割れ、外で石に当たった人が死んでしまう。
□石鹸
オレンジ色の透明な四角い石鹸。
□ウイスキーを飲む文鳥
グラスにとまって水割りを飲む。
(酔っ払うぞ…と心配する)
□小川
あお向けになって休んでいるうちに、ふわっとスイッチが切れるように眠り始め、小川に沈んでいくMさん。
死んでしまう…と思い裏返しにしたら、起きて、迷惑そうな顔をした。
誰かが暖かい日本茶を持ってくる。
□ホームレス
ほこりっぽい廃墟の街で、タンスの中に住む。
□お供え物
部屋の、薄暗い所に、ウサギ(チンチラ)がいる。
刺身用(…。)だと思い、包丁を取りにいく。
戻って来たら、毛皮と、2つのビー玉になっていた。
お供え物みたいだな、と思う。
ビー玉が、うつろなウサギの瞳のように見え、メランコリックになる。
毛皮には、生々しいところは無く、だいぶ時が経っているな、と思う。
まな板の上に四角い刺身が載っている。
ウサギか、嫌だなー、と思う。
□インスタント
昆虫や、象や、スコッチテリア(…。)に見える、とても小さな、干からびた物体がある。
お湯をかけたら、毒素(老廃物)を出し、膨らんで、透き通った海老の様な生物になり、ぴちぴち跳ねた。
気持ち悪い。ユウレイみたいだ、と思う。