人と自然:ある芸術家の理想と挑戦 フンデルトヴァッサー展 at:メルシャン軽井沢美術館
妹と一緒に、御代田まで見に行く。妹とは約3ヶ月振り。
美術館で券を買ったら、ワイン、ウイスキーの無料試飲券が付いてきた。
とりあえず、展示を見る。
私は展示を見るのは初めてだが、妹は、クンストハウスウィーンやブルマウ温泉村にも行っているので3回目か。
建築模型、タペストリー、ポスター、版画、絵などを見る。
版画や箔押しもカッコイイけど、やはり手描きが気になる。手描きは、テクスチャーの均質でないところが面白いと思う。妹は版画の方が好きらしい。
十代後半の風景画は、かなり神経質そうだ。でも色や線などが印象的だと思う。
スタイルが決まってからの絵を見るのは楽しい。近くで見てから、離れて見たときの、色の深みのある鮮明さ(クリアな感じ)が印象に残る。心臓が温まるような感じか。
近く、と遠くで、違う色の見えを体験していると思う。(近くではハレーションが起きているかもしれない)
この感覚は図録ではわからない。(来て良かった)
やはりklee(パウル・クレー)に少し似ているのか、と思っていたら、「影響を受けた」と図録に書いてあった。(ナチスドイツの迫害抜きに考えられないところも共通点)
フンデルトヴァッサー(1928-2000)は雨の日や曇りの日が好きで、そういう日の色の見え方が好きだという。晴れの日は光と影だけで、白黒に見えて嫌なんだそうだ。北方の画家と南方の画家の色、フォルムの違いなども語っていた。(VTR)
なるほどー。言っている事は極端だけど深く考えさせられる。言わんとしている色の見え方(物体自体が色を発しているような見え)がある。
そうは見えないけど、フンデルトヴァッサーは実は病弱だったらしい。
ほかに気になるのは、「水」(wasser)というキーワード(フォルム)、「雨の日丸」での船上生活か。
絵のタイトルが色々面白いんだけど、「7色の血を流す足のある2つの雲」というのが個人的に面白い。(11/12まで)
□ワイン、ウイスキーの試飲
美術館の敷地にはウイスキー蒸留所があり、メルシャンのショップがある。
ワインもウイスキーも美味しかった。(妙に展示に合っているような気が…。)
オーストリアワインとウイスキー(軽井沢12年)とモルトビネガーとヒマラヤ岩塩を買う。
ゴキゲンになって多少ふらふらしながら軽井沢へ行き、街やショッピングモールを見て帰る。