[はてな夢日記]山の裏の病院

mimic-yk2006-07-18

 山の裏側、山奥に、山に囲まれた盆地の村があり、その村の病院がある。
 山の表側から、病院へ向けて、バスが出ている。
 T君が私に、その病院を見せたい、というので、一緒に行く。
 他にバスに乗る人は居らず、2人で貸切になってしまった。バスから見える景色は、どんどん山奥になっていく。人や車には全く出会わない。ふと、私は、理由も無く、入院させられてしまうのではないか、そうなったら、もう、こちら側(表側)には戻ってこれなくなるかもしれない、と思い、不安になった。だが、T君は、知らないうちに途中下車して、どこかへ消えてしまった。考えてみたら、T君の実家が、その村にあるのだった。
 病院に着くと、天気が曇ってきたこともあり、寂しい感じだった。
 人口が減り続ける過疎の村、病院にだけ人が集まっている。
 だが、病院に来ているのは、すでに死んだ人の生前の姿。先生や看護婦さんも、死んでこそいないが、過去の人だった。
 私は、過去の自分が要るかもしれないと思って、探した。居なかった。
 何のために病院へ来たのだろう。居心地が悪い。早く帰りたい。
 黙って、待合室で、死んだはずの人に囲まれて、バスが来るのを待つしかなかった。
はてな夢日記