タイムスリップ

 火曜(3/28)の深夜、奈良美智トップランナーに出ていた。わ、若い!‘99の再放送だから、今から7年前のものだ。つい最近だと思っていたのに、時の経つのは早いなあ…。と、当時にタイムスリップしたような気分になった。
 いつだったか、奈良さんが、STUDIO VOICE誌上アンケートで、好きな著作物の上位に、梶井基次郎檸檬を挙げていたことがあった。その時、意外たったが、妙に納得してしまった。記憶が曖昧だが、1位はいぬいとみこの、ながいながいペンギンの話、だったような気がする。 
 やはりこの人は天才orアブナイ人なのだろうか…。
 世の中には、若かったり年を取ったりすることでは変わらない、時にしばられない個性を持つ人が、時々いる。大袈裟なようだが、そういう人を見ていると、人ではなく魂が喋っているのではないか、と思うことがある。そして奈良さんが言うところの“分身”(作品)を見て、感動したりしている。何かが感動的なのだ。…実際は、私達は少しづつ年をを取ってゆくのだけど。